他の方が書いていらっしゃるように、ハノンよりもおすすめしたい教本です。ハノンと比較すると、課題を徹底的に洗練して無駄をそぎ落としています。だから短くて簡単に譜読みできるだけでなく、練習効果も非常に高い内容になっています。この曲集を毎日5分間練習するだけでも、1か月で上達したことを実感できると思います。ピアノを習って数年くらいの方はもちろん、なかなか練習時間の取れない大人の再開組の方に特におすすめしたい本です。以下に簡単にまとめます。<P>・薄い本なのに必要十分で多彩な課題が入っています<BR>・一つ一つの課題は適度に短く、ちょっとした時間でも練習できます<BR>・すべての調を満遍なく使うので、いつのまにか黒鍵恐怖症が解消します。<BR>・指を強くして、1本1本の独立性を高めます。<BR> ※バッハのインヴェンションやシンフォニアで苦労している人はこの曲集で指作りをすると良いです。<BR>・難しいと感じる課題はとにかくゆっくり弾きましょう。<BR>・練習していて指が疲れたら休みましょう。無理して弾くと指を痛めます。<BR>・初心者の人は無理な弾き方をしていないか、ピアノの先生に見てもらうことをおすすめします。<BR> ※中級以上の方は独学でも大丈夫だと思います。<BR>・半年~1年くらいでだいたい弾けるようになりますので、そうしたら「60の指練習」にチャレンジしてください。
これは、すごいです。<BR>ピアノは初心者で独学でやってるんですが、ハノンよりずっと効果があります。ハノンでは左手がなかなか上手くならなかったのですが、ピシュナでは三日で右手なみに動くようになりました。<P>ハノンを38番までやってピシュナを始めたので、いきなりピシュナをやるとどれくらい効果があるのか分かりませんが、ハノンでは身につきにくかった脱力とか、指全体を同時に見る能力とかが日に日に上達していくのが分かります。<P>とにかく、初心者の方は一度やってみて下さい。<BR>最初はしんどいけど、ビックリするぐらい上手になりますよ。
ハノンでは左右で同じフレーズを弾きますが、<BR>リトルピシュナでは左右で違ったフレーズを弾きます。<BR>左右の独立が養えるので、バッハなどの曲が弾きやすくなると思います。<BR>そして次々と転調し全調の練習ができますので、<BR>どの調でもスムーズに弾けるようになる近道になります。<BR>以上のことで少々楽譜としてはとっつきにくい雰囲気はありますが、<P>初期段階の基礎練習曲集として選択する余地は十分にあるでしょう。<P>日本では伝統的にハノンを続ける傾向にありますが、<BR>それに勝るとも劣らぬ効果を持っていると思います。