久石さんの曲と云えば、ストリングスやオーケストラと共に演奏されることが多いので、ピアノソロ用の譜面となると久石さん以外の人が編曲されたものが殆どということになります。これらの譜面ですが、しっかりと編曲してあるものもあるものの、全体的には、和音が明らかにおかしかったりオケのパートが殆ど入ってないといった譜面が多い。恐らく、久石さん独特の、現代音楽とポピュラー音楽を上手く融合させたスタイルが編曲を難しくしているのでしょう。しかし、この譜面は久石さんご自身の編曲なので安心できます。しかも、CDで弾いた音そのままでどの楽曲も弾き応えのある仕上がりとなっています。比較的簡単でお勧めの曲は「Labyrinth of Eden」、少し難易度はあがりますが、是非とも弾きたいのが「HANA-BI」と「Friends」といったところでしょうか。
久石譲の名盤「ENCORE」の楽譜集。譜面を見ながらCDを聞くと、今まで聞こえなかった音まで聞こえるようになり、曲に対する理解も深まります。もちろん演奏用としてもお薦め。ピアノを昔ちょっとだけかじったという(私のような)人でも、がんばって練習すれば弾けるようになるレベルの曲ばかりです。特に9番「アシタカとサン」は比較的簡単で、メロディーもすごくきれいです。
CDと一緒の購入がいいと思います。音の強弱や鍵盤のタッチなど、本物はやはりいいと感じました。どれもきれいな曲ばかりです。<BR>ただ、手をおもいっきりひろげて弾く和音が多いので、手の小さい女性には少々難しい曲も有りますが、バイエル終了程度で弾ける曲も多いのではないでしょうか。<BR>最初は難しいと感じた私にも、練習をかさねて実際弾けるようになりました。<BR>とにかくいい曲ばかりなので買って損はないと思います。