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「超」文章法 ( 野口 悠紀雄 )

何を言いたいか。言わずにはいられない何か。伝えずにはいられない何か。それがメッセージであり、メッセージは、もう考えに考え抜いて、どっぷりつかって。それが一番大事。<P>ということ。<P>パソコンを使えるようになった。のであるから、これは活かさなければ損。とにかく、何かにつけて記しておく。書いておく。書き始める。<P>ということ。<P>この二つの要点は、これから身に着けていく話でもあるし、読後、すぐに自分としてこうしよう。<P>と思えたことでありました。<P>後は、まとまったものを書くという局面に至ったら、この一冊に立ち返ると。書くという状況がせっぱつまるものとなる以前に、いくつか、ああ、そうかなあ。<P>と思えるポイントがあるので、そこに立ち返ると。<P>そういう長いつきあいに!!!るなあ、この一冊とは。<P>と感じている次第です。

“「超」勉強法”や“「超」整理法”で有名な野口悠紀雄氏が書いた、良い文章を書くための文章読本。<P>他の文章読本と違い、細かい表現のテクニックに関してはあまり述べられていない。<BR>代わりに、文章全体の構成やメッセージの重要性を説いている点が特徴的である。<BR>対象としている文章も、メールや資料などの短いビジネス文書ではなく、1500字や15000字程度の原稿や論文であり、本格的な文章を書くために必要な心構えなどが中心に述べられている。<P>また、途中のいたるところで話題が脱線しているのだが、それが面白い。<BR>文章を書くためのマニュアルであるのだが、教科書的な堅苦しさはまったくない。<BR>むしろエッセイのような雰囲気があり、おもしろおかしく読み進めることができる。<BR>ところどころに掲載されているコラムだけでも一読の価値があるだろう。<P>本書の言葉を借りるなら、「面白く」て、かつ、「ためになる」本だと言える。

ある文章を一回読んで分からなければ、それは書き手の問題だと常日頃から感じている私は、この本を多くの人々に薦めたいと思います。言いたいことがはっきりしていない限り、分かりやすい文章は書けません。この非常にシンプルなことを実践できていない人が非常に多いのです。コミュニケーションは物事を理解し、動かしていく上で最も大事なものです。みんなで勉強しましょうね。

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「超」文章法&nbsp;&nbsp;&nbsp;ベストセラー『「超」整理法』をはじめ、数々の著書で知られる野口悠紀雄が、読者を引き付け、自らのメッセージを印象的に伝えるための文章術をまとめた1冊。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;ほかの著書と同様、今回も構成や内容がじつに詳細に吟味されており、文章において「八割の重要性をもつ」というメッセージの探し方・磨き方から、文章の「骨組み」の作り方、比喩や引用・具体例などの「筋肉増強」法、わかりにくさを排し、読み手の心理に配慮するための「化粧」の仕方までが、じつに上手にまとめられている。とくに、反対概念や対立概念を示すことによって元の概念の性格を明らかにする、といった工夫や、1文1意主義(著者は1パラグラフ1意主義を説く)、「ドラマチックに始め、印象深く終えよ」といった教訓などは、文章を書く際に常に意識しておきたいところだ。テクニック面においても、抽象的な概念を伝えるために名前をつける、さまざまな事象を人の身体や自動車などにたとえる、引用句辞典を使って巧みな引用をする、といった豊富な内容が盛り込まれている。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;最終章で述べられている心構えや具体的な作業法については、著者の趣味が反映されていることもあり、読者によって是非が分かれるだろうが、全体としては文章作成のツボをうまく押さえており、参考になる。メッセージの新鮮さから論理構成、修辞、文章の推敲法まで、じつにさまざまな視点に配慮した1冊である。(土井英司)
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