湖畔のマリニア グイン・サーガ(104) みんなこんな本を読んできた 湖畔のマリニア グイン・サーガ(104)
 
 
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湖畔のマリニア グイン・サーガ(104) ( 栗本 薫 )

新たなる放浪編の幕開けです。<BR>ストーリーそのものは、これまでに比べればそれなりに進展します。<BR>個人的に好きだったあのキャラの再登場もうれしいところではあります。<BR>新しいネクスト・ジェネレーションの出現も、<BR>今後への期待を抱かせるものではあるのです。<P>が、しかし。<BR>マリウスの色事師としての才能がどの程度か、<BR>なんてことは、読んでいる方にはまったく興味がない話なのです。<BR>これがその後の展開に大きな影響を与えるというなら話は別ですが、<BR>どう考えても作者の思いつき(と趣味)で書いているとしか思えない。<BR>読者は大河ドラマの続きを期待しているのです。<BR>出来の悪いポルノ描写に付き合うつもりはないのです。<BR>そんなことにページ数を費やすよりも、<BR>「光団」や「風の騎士」の話を書くべきなのでは。<P>またまた風呂敷を広げたこの作品、次からどうなるのか。<BR>まさか、「風の騎士」が忘れられた「鉄仮面の男」だったりして。

マリウスの「旅は楽しく~♪」と言った感じでしょうか。 久方ぶりの、戦闘シーンの少ない巻でした。<BR>何よりも、表紙の爽やかな青が「いつもとちがうよ!」と訴えているような感じを受けました。<BR>今までの重苦しい雰囲気から、マリウスの人生観「僕は吟遊詩人なのさ。」といった本領発揮の物語や、本筋に関る新事実発覚!にドキドキしました。<BR>マリウスが本能の赴くままに色んな女性を口説くのがもうなんて言うのか、<BR>(タヴィアはいいのかマリウス!マリちゃんはどうするんだ!!)と<BR>ハラハラしましたよ。<BR>仕方のない人ですね、まったくもう。<BR>次巻が楽しみです。<BR>(余談ですが作中のカンの実がとても美味しそうで、想像するだけでおなかが空いてしまいました。)

初期のグイン、イシュト、マリウスの3人で旅してたころを思い出します。<BR>どこまでも能天気で女好きなマリウス、豹頭を気にするグインは、懐かしいですね。<BR>しかも、ここであの清楚で可憐なフロリーが出てくるとは、萌えました。

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