ソロモンの指環―動物行動学入門 みんなこんな本を読んできた ソロモンの指環―動物行動学入門
 
 
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ソロモンの指環―動物行動学入門 ( コンラート ローレンツ Konrad Lorenz 日高 敏隆 )

レビューを書こうとして初めて「指環」という字を使っているのだと気がつきました。(最初から脱線で失礼)<BR>中学生くらいでこの本に巡り会っていたら、きっと動物行動科学者をめざしたと思うのです。それくらい感動した本でした。<BR>ローレンツ博士が本当に愛した動物は「犬」だと思いますが、この本で取り上げられているハイイロガン、<BR>それからコクマルガラスについての観察は素晴らしく、読み手を心から感動させます。<BR>この本を読むとカラスが好きになるんですよね。でもゴミあさりをしている近所のハシブトカラスとは簡単には友達になれそうもありません。

この本はおもしろい。むずかしい論理ではなく、実際にあったことを書いてあるので納得できるしあきません。動物たちの人間以上に人間的な面が見られます。

今からおよそ100年前、一人の動物行動学者が<BR>多くの「ペット愛好家」や「ドラマチックに婉曲された動物物語」に<BR>憤慨し、一冊の本を書き終えた。<BR>彼は言う。<BR>「多くの人は動物を飼えていない」と。<BR>「動物好き」と自負する方は、<BR>読むと気分を害するかも知れません。<BR>お気をつけ下さい。

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