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日本の論点2006 ( 文藝春秋 )

 靖国・郵政・年金・2007年問題・新会社法・・<BR>およそあらゆる論点が網羅されている。網羅するぐらい<BR>簡単だが、論客の左右のバランスが取れている。(これでも<BR>取れている方である。高橋哲哉というエセ哲学者を起用する<BR>のは良識を疑うが)。極左高橋に対して、櫻井さんを用いている<BR>ので多少はバランスが保てている。<P> まず、本書で論点の全てを習得するのは勿論不可能。<BR>しかし、手っ取り早く議論の要諦を掴む事ができる。大体の<BR>ニュースの意味が解るようになる。たとえば、2007年問題<BR>とは一般に団塊世代の一斉退職を意味するが、面接で<BR>聞かれても全く問題ないレベルまで理解できる。<BR> <BR> この程よいバランスは、面接・集団面接対策としては<BR>うってつけだと思う。これ以上詳しいと本質が見えなくなって<BR>しまうが、逆にこれ以上削りすぎても意味不明となる。<BR> まさに絶妙なバランスが本書の売りであり、高い金を<BR>出して購入する価値は十分にあると思う。<BR> 

 日本の論点。最新版です。<BR>さまざまな分野からの知識人。著名人。有名人。が、さまざまな分野(論点)にわたり意見を掲載しています。雑な言い方するなら、つくりとしては、卒業アルバムの作文のところみたいな雰囲気でしょうか。論点は「団塊退職で日本はどうなる」から「ニートの増加をどうみるか」など国際問題・政治・経済・スポーツなどとにかく枚挙にいとまがありません。<BR> 個人的には、「現代用語の基礎知識」「イミダス」なんかと併用するとよりその問題に対する理解がけっこう深まるかと思います。<BR> あと著者ごとにたいてい、参考文献が2、3冊掲げられています。ある論点に興味をもったときや深く知りたいと思ったときなどは助かります。<BR> あとはたいてい一つの論点に関して、賛成派(肯定派)と反対派(否定派)の意見が載せられています。なので、興味深いです。<BR> よかれわるかれですが、どの論点も、素人(一般人)が読んでわかるようにかかれていると思われます。なのであまり専門的なことを期待して読むのはおすすめできないかと思います。

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