司馬先生の本の中では、一番好きです。<BR> なんといっても、竜馬がすぐそこにいるかのように生き生きと描かれています。読んでいて楽しい!もう何度読み返したか、わかりません。<BR> 仕事に疲れたとき、行き詰まりそうになったとき、ときどき引っ張りだしては竜馬に会い、元気と勇気を貰っています。<BR> 大志を貫徹させるために、同士を募り、人脈をつくり、自分らしく(ここが一番難しいのですが)計画を立て、あせらず確実に維新(倒幕で終わずその先を見ていた竜馬って本当に凄いです)を成し遂げた生き様は何度読んでも気持ちが高ぶります。「決して言い負かさない、言い負かせば恨みが残るだけだ」「人と人とを利でつなぐ」など、実社会でもずいぶん役立っています。<BR> これからの時代、新聞やテレビに踊らされない自分の視点をもつ教育が必要だと思います。学校でそういったことを十分に教えられない現在、この本の竜馬の視点、行動は大いに学ぶところがあると思います。<BR> 惜しむらくは、高校生の時にこの本に出会いたかった。もっと人生が変わっていましたね。という気持ちを込めて、甥っ子に先月送りつけました(笑)。読んでほしいなぁ。
どういう風に生きていくのか、何を目指すのか、何がしたいのか、様々な思いを考えるものは手に取るべし。何かが見えてくる。
僕の場合、ここ2ヶ月で『新史太閤記』『梟の城』『功名が辻』『燃えよ剣』と読み進め、5冊目の本です。<BR>司馬文学の中でも非常に有名な作品のひとつなので、期待しながら一巻を読み終えたところです。<P>一巻では、竜馬が江戸へ発ち、諸流試合を行うまでが描かれています。<P>武市や桂、千葉重太郎といった魅力的な男たちが竜馬が生き生きとさせ、司馬文学になくてはならない女たち、さな子、冴、田鶴たちが竜馬をより一層掘り下げて見つめさせます。<BR>テンポがよく、二巻をすぐに手に取りたくなります。<P>司馬遼太郎を読んでみようかなと思ったら、この一冊から入ってみるのもいいかもしれません。