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この国のかたち〈6〉 ( 司馬 遼太郎 )

司馬遼太郎のエッセイ集(?)だ。主に歴史上の人物、出来事から日本という文化、国のことを述べていて、主に幕末から明治維新、戦国時代、そして仏教伝来などに言及している本である。日本人の性質にここまで切り込んだ作品は見たことがない。産経新聞への連載であった為、文章は短いが、内容が凝縮されていて、かつわかりやすい。司馬遼太郎が小説では書ききれなかった(触れなかった?)昭和についても触れているのは興味深い。<P>『日本の文化は革命否定の上に成り立っている。独裁者を許さない文化』<P>織田信長はある意味、革命に一番近づいた。(封建制の否定)しかし明智光秀に本能寺で殺された。そうでなくともいづれは誰かに…

ペリー来国以前、日本には海軍がなかった。船を使って回送運送業が諸国の戦に兵士として使役され、利権を得ていたが、開国後に一変した。その成り立ちがこの本には書かれており、日本海戦で世界の大国と、しのぎを削り、海戦するまでのいきさつが面白いく描かれている。

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この国のかたち〈6〉
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