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| 探偵ガリレオ
(
東野 圭吾
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燃える頭、失踪者そっくりのデスマスク、心臓が壊死した死体、海上での爆発、テレポーションで描いたと思われる絵など、超常現象と思われる難事件について、警視庁捜査一課の草薙俊平から持ちかけられた相談を、「探偵ガリレオ」こと帝都大学理工学部物理学科第13研究室の湯川助教授が物理学を駆使して解明する物語だ。殺人のトリックに、物理学的謎解きの趣向が加わったユニークなミステリーであり、湯川助教授のとぼけた味も良く、暇つぶしに好適だった。 いつも気軽に読んでる私には難しかったです。<P>湯川&草薙コンビは好きです。h 物理学科助教授の湯川学と草薙刑事が、5つの事件を解決していく短編小説である。燃える・転写る・壊死る・爆ぜる・離脱る(各章のタイトル)という一般的に理解しにくい不思議な事件を、科学的、物理的な視点で解明していく湯川と、理系オンチの草薙がかもし出す絶妙(?)なコンビが面白い。この小説は、犯人が誰かということよりも、なぜそのような現象(事件)が発生したのかという点が気になってしまう。理系好きな方は、読みながら事件のからくりを推理してみるのも良いかもしれない。あくまでも理系好きな方は…。
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