鬼平犯科帳〈2〉 みんなこんな本を読んできた 鬼平犯科帳〈2〉
 
 
  ●トップページ   ●研究員紹介 ●研究所規則 ●著作権・免責・リンク ●掲示板 ●更新情報
仕事関連

▼お仕事のご依頼

執筆、取材、講演のお問い合わせはこちらからお願いします。

▼広告のご依頼

MM-Labo.com内への広告のご希望はこちらからお願いします。

鬼平犯科帳〈2〉 ( 池波 正太郎 )

 物悲しい憂き世で人情味の溢れるストーリーが面白い小説ですが、同時にたまらなくお腹が空く小説です。作中にはちょっとしたストーリーテリングの小道具として、餅だ鍋だと食べ物が出てくるのですが、その描写が一々美味しそうなんですよね。<P> 例えば、2巻の第1話「蛇の目」は鬼平と大盗・蛇の平十郎の対決を描いた話ですが、最初の二人が偶然そば屋で擦れ違う戦々恐々とシーンでも、その直前には天麩羅そばのことが語られ、思わず涎が零れます。ちょっと小腹が空いてたりすると、何かしらお腹に入れたくて堪らなく。キツいなあ。ホンマ。<P> 『鬼平犯科張』の電子書店もあるそうですが、そのサイトには「鬼平舌つづみ」なんてコーナーもあって、作品関係のうまいものを再現して紹介してるそうです。食べ物は鬼平に欠くことのできない特徴なんですね。

「ほう・・いつの間にか、空が高くなった。よう晴れていて汗もかかぬ。ひんやりとしたものが座敷内にもただよっているな。もう,秋か・・・・よし行けい。おれはしばらくここで昼寝する」(谷中・いろは茶屋 第2巻P89)<P>毎年初秋になると決まって鬼平の、この台詞を思い出す。人それぞれ、このシリーズに関しては好みもあるだろう。あえて一作、となれば、第二巻所収のこの話を挙げねばならぬ。何故か?鬼平の、いや、池波正太郎の善悪観が述べられているからである。「人間というやつ、遊びながらはたらくいきものさ。善事をおこないつつ、知らぬうちに悪事をやってのける。悪事をはたらきつつ、知らず識らず善事をたのしむ。これが人間だわさ」)<P>至言である。

鬼平犯科帳〈2〉 ↑ご購入はこちらからどうぞ。
鬼平犯科帳〈2〉
管理人の書評: 僕はこんな本を読んできた。 はこちらからどうぞ。
| ビジネス・経済 | 金融・経営 | 漫画・アニメ | 文学・評論 | 科学・技術 | 人文・思想 | アート・建築・デザイン | 社会・政治 | ノンフィクション | 新書・文庫 | 旅行ガイド | ホビー・スポーツ | エンターテイメント | タレント写真集 | 歴史・地理 | 医学・薬学 | 資格・検定 | 暮らし・健康・子育て | 語学・辞典 | 参考書・受験 | 子供向け | 楽譜

鬼平犯科帳〈2〉