斜陽・人間失格・桜桃・走れメロス 外七篇 みんなこんな本を読んできた 斜陽・人間失格・桜桃・走れメロス 外七篇
 
 
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斜陽・人間失格・桜桃・走れメロス 外七篇 ( 太宰 治 )

とても良い本です。<BR>太宰の本は、若い時期何だかよく判らないままに信じている価値観、よく判らないままに自分の考えだと思っている誰かの価値観、それらを、そして曖昧な自分を壊す青春の大作業の大きな力になります。そして、何が真で何が偽かを教えてくれます。自分に絶望もしてしまいますが、きっと上っ面だけの人生を歩むことはなくなると思います。真摯に生きることができるようになると思います。<P>私は遠い昔、16歳の、何かが無性に淋しく人生を虚しいと感じる時期に太宰に出会いました。「人間失格」でした。それはとても強烈な出会いでした。太宰なくして語れないたくさんの精神を、心理を、人間を、教えられました。色即是空の中で相当悩みもしましたが、やはり太宰のお陰で、空即是色も、今は解るようになれたと思います。太宰の人生の暗い時期も明るいといわれる時期も、解るようになりました。<BR>この本は、その人間失格も、走れメロスも、桜桃も、全ての太宰が凝縮されたとても良い本だと思います。若い人の心に訴えかける真実の本として、お勧めします。

今現在、私は2人の子の母となり、年齢も40歳になりましたが、私の高校時代もう20年以上も前になりますが、太宰治の人間失格という本に出会いました。その頃の私には、とても衝撃的でした。環境を怨んだり悔やんだりするそれ以前に、己を省みることの重大さを知らされると同時に、むなしさ、絶望、はかなさ、ああー人生は、この私は、そしてすべてのものは、無常なんだ。と、きずいたのです。逆に、生きる希望が、湧いてきました。まして、17歳ぐらいのときに読んだものだったので、衝撃は、ひとしおだったのでしょう。

文学を理解していない自分にすら、その一端に触れえるような気にさせてくれる本です。<BR>なかでも自分が強く惹かれた作品は『駆け込み訴え』と『トカトントン』。<P>『駆け込み訴え』は是非音読してみて下さい。太宰が口頭で語るのを妻が傍らで書き留めた作品であるためか、テンポがよく、暗記して口ずさみたくなるような文章になってます。<P>また、小鳥のさえずりや一貫性の無いユダの発言などに、キリストへの切ない思い、切羽詰って混乱している状況が表れており、読む者に対して生々しい?臨場感を感じさせてくれます。<P>『トカトントン』は、精神的な拠り所を失った“私”が学習性無力感に陥り苦悩する作品のようで、このことは無神論者が珍しくない現代日本人の心理に通じるものがあると思われます。<B!!R>「よーしこれから読むぞ」と決意するとき、トカトントンの音が聞こえてくるかも知れないのでご注意を。(笑)

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斜陽・人間失格・桜桃・走れメロス 外七篇
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