「なんで?」「どうして?」子どもは大人に質問します。<BR>人が持っている好奇心は、生得的なものものなのでしょうか。<BR>そして、大人になっても「なんでだろう?」疑問に思うことは多々あります。でも、大人になると、なかなか人には質問しにくいもの。<BR>そんなよろず疑問50問に、おもに最新の生物学研究成果を用いながら大まじめに考えて「わたしが、答えます」と宣言してくれたシリーズ第一巻の文庫版。<BR>性的な疑問から、厚底ブーツ流行の意味まで。<BR>「そんなこと、どうだっていいじゃん!」<BR>と言いたくなるような疑問に、大まじめに答える著者の、その考えるプロセスが新鮮で楽しいです。<BR>白眉は、なぜキリンの首が長いのかを考えた「キリンの首の進化論」です。読む前に学校で教えられた理由を思い浮かべて「知ってるよ。ふふんっ」と高をくくって読み始めたのですが、僕が学校で習ったのとは異なる、著者の新説に「うおぉっ! その方が説得力があるっ!」と膝を打った楽しさが忘れられません。<P>小学校の時に、先生が教える四角形の面積=底辺x高さに「何で?」と問いかけたかった人、または実際に「何で?」と質問をして先生を困らせた人には絶対楽しめるはずです。
夫婦、カップルでディスカッションしながら読んでも面白いんじゃないかな!! けっこう盛り上がる部分があって面白かったですよ、、、。<P>普段疑問に思っているけど、、、人に聞くほどたいしたことじゃない、、、恥ずかしいからちょっと聞きにくいな~なんて疑問が凝縮され尚且つ科学的な説明がされてますから納得できちゃう着地点がしっかりとした本です。<P>マスターベーションにはそんな意味があったの~と思わず声が大きくなっちゃいましたよ~~(^^)<P>でも中には少々強引かな?と感じちゃう理論もあったりするのはご愛嬌?!としておいときましょうか。
私自身きれいな指の男に色気を感じてしまうのはなんでだろうと思っていたので、なんだかふつーに遺伝子学的に解説されて納得したような気になりました。「そうか、本能で男を選ぶ原始的なタイプなのだ」となんか納得。日常のあまり話題に上らないけれどきっと誰もが知りたいプチな疑問を解き明かす竹内久美子シリーズ。<BR> 例えば、浮気をしない男はいない。なぜなんだろう、とか。<BR>女の浮気はゆるせなくて男の浮気は多めに見てもらえる場合が多いのはなぜなんだろう。 <BR> 動物行動学的見解からすごーくさもありなん!な理屈が盛りだくさん。この本はQ&A的にまとめてあるので読みやすくちょこちょこ読めるかんじが移動中読書派に はとてもよいです。飲みの席でのうんちくにもGOOD!酒の肴に盛り上がります。<BR> 今回は三毛猫のなぞが学説的には終結しているという事実を知ることが出来、買ってよかったと思いました。だってネイチャーを毎号目を皿のようにして熟読しているわけではない一般人にとって、こうしてかいつまんで教えてくれる本ってとてもありがたいと思いませんか。