番外編集だった前巻から、本編に戻ってきました。<BR> 今回は伯爵がメインで天下の美形ぶりをフランスまで出張ってアピールします。ジェイムズ君も今回は何処かへ追いやられたりせずしっかり伯爵とボーナム君に張り付いてるし。<P> また私としては、Z君の活躍を見られたことが喜ばしい。部下Gとペアで登場した彼の、変わらずひたむきで熱い行動を見たときは、部下Gと並んで感動しました。(東西の壁が消えた今、もう主役の目はないかと思いますが・・。寂しい)<P> どのキャラについても「お久しぶり」の感が強い。少々マンネリズムに陥りかけだった筆も快調です。ロレンスのモンティ・バイソンの向こうを張ったおとぼけ始め、これでもかのギャグ炸裂に大笑いしました。<BR> もちろん少佐の仕事は至ってシリアスで、こちらはこちらで眼が離せません。やがて伯爵と少佐の仕事はいやでも交錯してくるのですが。<P> 思い切り盛り上げて終わってしまいました。次の巻がめっちゃくちゃ楽しみ。これもほんと久しぶりの期待感です。
書店で、新作漫画をチェックしに通りかかったら、偶然出くわしました。まだ出たばっかり。<BR>まめに書店へ来るほうではないので、超のつく幸運。エロイカに呼ばれたのでしょう。<P>伯爵の今度のマイブームは、ケルト。古くはイエイツやワイルド夫人、近年では、リバーダンスにエンヤの、比較的日本人にも馴染みがある耽美ですな。<BR>のっけから、アーサー王のコスプレをしていただいて感激と爆笑です。<BR>EU議員の汚職から、共産主義時代のブルガリアの核物質密輸につながり、どうやらまた旧東ドイツ・旧ソビエトがらみで白クマかミーシャが出てきそうな気配。<BR>先輩Gをかばってフランスの情報部員を殴り、後で落ち込むZにも笑えます。久しぶりに長く出ていると思えば、Gとのからみで、Aと並ぶ常識人ぶりを発揮。君は、まだG先輩を常識でとらえようとしているのか?(笑)<BR>フランスの情報部員Qも再登場、文字通り「スパイラル」の模様になりそう。