小学校高学年向きぐらいかと思います。漫画でおもしろく説明してありますが、独りで意味をしっかりと理解するのには高学年くらいにならないと無理かもしれません。使わないとなかなか覚えられない諺が、漫画と言う誇張されたもので、視覚からしっかりと記憶されるでしょう。今でも使われている100の諺についての解説書と言ったところでしょうか。<BR> 一つの諺について、見開きの右ページにその諺の意味とそれを表す漫画が、また左ページには「それは、つまり・・・」「それは、たとえば・・・」と言った具合に更なる説明があったり、しゃれた風刺漫画になっていたりします。もちろん大人も楽しめます。私はもっぱら左ページの五味さんのシャレの部分を楽しみました。
ことわざは100個載っています。ひとつのことわざについて、絵が見開き2枚。1枚目は言葉通りの絵と解説、2枚目は「つまり」「たとえば」と続き、分かりやすい例を他にあげ、五味氏が編み出した新ことわざで結んであります。<P>小1の息子はとても気に入っていて、自分から「読んで、読んで」とせがんできます。子供にもわかりやすい言葉で書いてありますが、簡単な漢字にはふりがなが打ってないので、低学年の子供には読みにくいと思います。我が家では毎晩少しずつ親子で一緒に読むのが日課となり、「うーん、なるほどねー。」「ぼくもこういうことあったよー。たとえばねえ、こういう時・・・」などと会話が弾んでいます。<P>子供にことわざを教えるのにおすすめです。ついでに大人も楽しめます。一冊で親も子も楽しめて、かつためになる。これぞ一石二鳥ならぬ、一石四鳥。
すごく楽しく読めました。笑えるところが多くて、何度も読んで持っていて大切にしたい本です。子供が小学生くらいになったら読ませたい一冊だと思います。