”Re-imagine”からの新作のテーマは、ずばりリーダーシップだ。<BR>(同時にデザインについての本も出版された)<P>おそらく”Re-imagine”はまだ翻訳本が、出版されていない。<BR>原書をもっているが、英語素人のわたしにはいかにも読みにくい。<BR>翻訳も難航しているのだろう。<P>さて話をもどして、<BR>トムの主張は基本的に変わっていない。<P>わくわく感をわすれず、刺激的に仕事をしよう。<BR>だ。<P>混乱、結構! 知らないこと、結構! はみ出し物、結構!<P>内容を少しご紹介したい。<BR>26.3という数字の重要性である。<BR>これは一般の労働者が1年間に学習にかける時間である。<P>たった26,3時間である。<P>プリマドンナや、ヴァイオリニストがこれだけしか練習しないだろうか?<BR>ビジネスパーソンだけが例外ではない。<BR>と主張する。繰り返し主張する。<P>本のレイアウト、色使いもカラフルで刺激的だ。<BR>薄い本なので、あっという間に読めてしまうし、カバンの中で邪魔にならない。<BR>是非、一読願いたい。
私のビジネス書のイメージは「どこか堅苦しくて真面目な書」だった。あまり面白くはないけれど、読み終えたときに自分自身が賢くなったような気がするから、なんとか頑張って最後まで読む。それが当たり前だと思っていた。この本は、そんなビジネス書とは完全に一線を画した、全く新しいタイプのビジネス書。とにかく楽しい、そして「私もリーダーになりたい、絶対になりたい」という元気と勇気が湧いてくる本。<BR>楽しさの理由として、全ページカラーで写真も多用され、パラパラとめくっているだけで楽しい気分になれることもその理由の一つ。でもこれはその一部に過ぎない。<BR>楽しさの理由、そして元気と勇気が湧いてくる理由は、本を通じて行うトム・ピーターズとの対話。本を読み進めていくうちに、いつしか本を読んでいるのでなく彼と直接会って対話をしている気分になる。彼は極めて簡潔な言葉で、強烈なエネルギーを放ってくる。ビシビシ問いかけをしてくる。これらの言葉や問いはトム・ピーターズの心から発せられた言葉であるためか、私の頭にではなく、心に直接響いてくる。そして彼の言葉を受け止め、質問に反応しているうちにまるで目の前にいる人と対話をしているような気分になる。そしてまたこれは単なる対話ではない、私自身がリーダーになるための対話、その気持があるかどうかを厳しいけれどもとても暖かい心で問われている。<BR>今の時代に生きるリーダーが絶対に読むべき本。読まないと後悔する。<BR>訳者宮本喜一氏のあとがき「トム・ピーターズの世界。 読者諸賢にとって、それは全身の血が沸騰する知的ワンダーランド。 訳者にとって、それは、全身の血が凍りつく、地獄のワンダーランド」という言葉は、この本の内容と、そこから受け取るものを極めて端的に示している。
マネージャーとリーダーは異なります。<BR>リーダーシップに必要な要素が簡潔に語られます。<BR>一読、何より元気が出るでしょう。<BR>普通の日本の管理職でいたい(になりたい)人は、読まない方がいいでしょう。<BR>リーダーには必読です。