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アインシュタインは語る ( アリス カラプリス Alice Calaprice 林 一 )

序文がフリーマン・ダイソンというところに信頼がある。<BR>ダイソン先生はアリスはアインシュタインの人格の暗い側面を強調<BR>してはいないが、隠してもいない。世間から隠していないと評価。<P>ありのままのアインシュタインを示し、人間的な天才であり、<BR>人間的であるからこそいっそう偉大なのだというダイソン先生に賛同。<BR>本書でアインシュタインも自身について語る・・・<P>「誰も私を理解していないのに、誰もが私を好いてくれるのは、<BR>なぜなんでしょうね?」「理想に照らして人間を測るという習慣<BR>からは抜け出さなくてはいけません。」<BR>増補版が出ることを切に願います。

アインシュタインは相対性理論だけでなく、極めて示唆に富む言葉もた<BR>くさん残していた。それは科学にとどまらず、政治・宗教・社会問題そ<BR>して人の生きる道など極めて多岐にわたっている。読んでいくごとに人<BR>間アインシュタインの姿が生き生きとした形で見えてくる。まるで、彼<BR>に直接会って話を聞いているような体験ができる本である。<P>巻末にキーワード別及び主題別索引が付いている。これにより、たとえ<BR>ば、彼が戦争について何を語っていたかを調べるなど、知りたいテーマ<BR>から彼の話を逆引きすることができるので、資料集としても利用価値が<BR>高い。

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