正しいピアノ奏法―美しい音と優れたテクニックをつくる 脳・骨格・筋肉の科学的研究による革新的メソッド みんなこんな本を読んできた 正しいピアノ奏法―美しい音と優れたテクニックをつくる 脳・骨格・筋肉の科学的研究による革新的メソッド
 
 
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正しいピアノ奏法―美しい音と優れたテクニックをつくる 脳・骨格・筋肉の科学的研究による革新的メソッド ( 御木本 澄子 )

ピアノを我流に弾いて、腱鞘炎になってしまいました。<BR>子供の頃、先生に言われたとおりに弾いていたつもりですが、先生の奏法自体が間違っておりました。<BR>この本に早く会っていて、脱力や指の独立がうまくできていれば、腱鞘炎になんてならなかったと思います。<P>手に錘を付けるとか、トレーニング・ボードを使わなくても、注意する方法や悪い癖の直し方とかもたくさん書いてあるので、それだけでも読む価値ありと思います。

解剖学、運動生理学に基づき、ピアノを弾くのに必要な効率的な筋肉の使い方(=指、腕の動かし方)が書かれている点は非常に評価できます。スポーツの世界では当たり前のことが楽器演奏の世界になると「革新的メソッド」になってしまうのが悲しいですね。無理のない奏法を身につけることの難しさも良くわかり、大変勉強になる本です。ピアノ学習者はもちろん、先生方にも読んでいただきたいです。<BR>ただ1点。運動エネルギーを表すのに「kg」など質量の単位を使うのは物理学的に誤りで違和感があります。「kg重」あるいは「N(ニュートン)」を用いるべきでしょう。2004年11月現在、すでに三版を数えるベストセラー(この手の本では)ですが、校正者を含め誰も指摘する人はいなかったことが残念です。

ピアノを弾くということを科学的に分析しているので、普通のメソードと全然ちがう印象でした。ピアノを使わない練習方法は、電車の中やちょっとした時にできるので新鮮でした。

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