生バンドとしても、彼らすごいのよ。リンゴ、ハリスンもただもんじゃない。リンゴ加入して、演奏に厚みましたの、アンソロジーでわかる。
香月さんのBeatlesをより文章で表現した軽快なwrite感覚に脱帽した一冊です。とにかく、各章の解説がとても親切で、Beatlesをあらゆる角度から描写することでよりrealな彼らを知ることが出来ます。また、どのmemberに対しても50/50であり、特に序章のhistoryでのbeatlesの考察はある種映画にしたくなるほどのcut技巧であり、読み応え十分です。Beatles入門書としてお勧めします。
ジョン・レノンとポール・マッカートニーの二人の天才とジョージ・ハリスンとリンゴ・スターという才能溢れるミュージシャンの集まりがビートルズ。<BR>ジョンとポールは正直人類史上最大にすごいミュージシャンなのです。それが二人もそろっているのがすごいわけです。<P>偉大なバンドっていうのは大概二人の才能がそろっていてお互いが切磋琢磨して成り立ってる例が多いわけですが、たとえばローリングストーンズのミック・ジャガーとキース・リチャーズとか、クイーンのフレディ・マーキュリーとブライアン・メイとかオアシスでいえばギャラガー兄弟であるとか、ボンジョビはジョン・ボンジョビとリッチー・サンボラとか。孤独な天才には生み出せない何かを生み出せるんだろうね。きっと。お互いの悪いと!ころいいところを指摘しあったりして。<P>で、ジョンとポールはやっぱりその中でも群を抜いてすごいと思う二人なわけで、その二人がさらにすごいのが『どちらが単独で作った曲でも両者の名前を曲のクレジットにいれよう』と約束してそれをビートルズが解散されるまで二人とも守ったこと。<P>このおかげでビートルズの神話性が高まったし、素人ではジョンやポールの書いた曲はどっちが書いたかわかんないわけで。ほんとに二人で分け合って作った曲もあったりして複雑だったりするし。<BR>で、そういった裏もわかるようにしてくれる書籍。<BR>オススメです。<BR>入門書としても最適!