突然来訪した正体不明の怪しい客。その客に戸惑う家人たち。<BR>とにかくコミカルで、迷惑なんだけど憎めない“うろんな客”の生活は、<BR>ただただ面白いばかり。<BR>さらさら読んでも楽しめるし、イラストと本文をじっくり味わいながら読んでも、<BR>また違った面白みがある。<P>ただし、この本に限っては、柴田氏の訳があまりよくない。<P>「柴田節」過ぎて、原著の雰囲気に入り込む邪魔になっているように思う。<BR>五七五七七にこだわるのも分かるが、もうちょっと、<BR>原書と読者に対して親切であってもいいのではないか。
ハマりました。<BR>「うろんな客」こいつは、無邪気でも無垢でもなく<BR>確信犯としか思えない・・・・<BR>最後にスツールに座っている様子をみて思いました。<P>他のゴーリー作品の中でダントツですね。やっぱり。
これは今はやりのなごみ系でも、脱力系でもないキャラが突然家にやってくるお話です。そのキャラはなんともたとえようのない不思議な生物です。(いや、そもそも生物といえるのかどうか・・・) そして、出来事は五七五七七のリズムにのせ、たんたんと進んでいくのです。不思議な雰囲気にはまったら最後、もう笑うしかありません。<P>これは散文だった原文をうまく訳した翻訳者のうでもあると思います。 大人のための絵本といいましょうか。しゃれのわかる人にはとてもおもしろいプレゼントになるのでは?