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| 南仏プロヴァンスの12か月
(
ピーター メイル
Peter Mayle
池 央耿
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内容はおもしろいのだが、あまりにも訳の出来がよくない。この訳のまずさが読解の妨げになり、最後まで読まずにあきらめる人が多いのはもったいない。もっと読みやすい訳で読んでみたい。 <P>その昔、この本がベストセラーになり、プロバンスブームを巻き起こしたのがどうしてなのか、よく分かった。こんな本を読んだらプロバンスに行きたくる。もっとプロバンスのことが知りたくなる。あるいは、この本を一冊読んだだけでもうプロバンスのことが少しわかったような気になる。この本を読んで、私はフランス語の勉強を始めようかと真剣に考え始めた(もうプロバンスに行く気になっている)。 せちがらいこの現代において別な生き方もあるのだなと思わせてくれる桂品。今の生活をすべて捨ててプロヴァンス地方にすみたくなる本。この本がヒントでプロヴァンス風住宅を作ってしまった。それぐらい、素敵なライフスタイルへいざなってくれる。
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