社会人になってからは、資格試験などの勉強にかける時間があまりにも限られています。<BR>そこで、時間のムダを省きながら効率よく勉強する必要があるのですが、本書には、時間の活用法や集中力や記憶力を高めるコツ、読書法や語学をマスターするためのヒントなど、勉強に役に立つ情報がたくさん紹介されているので、おすすめです。<P>私は、塾講師の仕事をしていることもあってこうした勉強法を書いた本をよく読むのですが、生徒にも紹介するととても興味を持って聞いてくれます。<BR>学校では、こういった勉強法を教えてもらえないのが普通なので、中高生ぐらいの年頃では特に、日頃からどう勉強すれば能率が上がるのか知りたがっているのだと思います。<P>私は、英語が専門なので、語学を習得する上で洋書や英字新聞の英文を大量に読み(できれば音読する)、読みぐせをつけるためのトレーニングを積むことが大切であるという部分は、非常に納得できました。<BR>中学生レベルの辞書を使うというのも、発音記号が読めない英語学習の初期の段階では必要なことでしょう。<BR>辞書は自分の英語力に見合ったものでないと、十分使いこなせないどころか、内容が難しくて調べるのが苦痛になってしまうこともありえます。<BR>そして、適度な厚さのほうが、辞書を引く際の時間も短縮できますから。<P>他にも、「本に線を引くときは、3行ならば3行の上に横に1本だけ線を引く」とか、「学術書は後ろのほうに一番言いたいことが書かれているため、後ろ3分の1から読む方がいい」などといった、効率の良い読書法が、個人的には活用したいと思った部分です。<P>最小の努力で最大の効果を上げるノウハウが書かれていますので、受験や資格試験合格を短期間で目指している方は、ぜひご一読ください。
1つの勉強法につき1~2ページ書かれている。だから100種類強の勉強法が載っている。したがって内容は広く浅いものだ。このような本を初めて買う人にとってはよいかもしれないが、似たような本を3,4冊持ている人にとっては物足りないであろう。しかしこの安い値段でここまでまとまっている本はあまりない。<BR>以上の理由から星4つ
本書は値段が安価な割に的を射たことが書いてある。いろいろな勉強法の本を読んでまとめただけだと思うが,勉強法の本といえばそれすらしないで適当なことを書いている本ばかりなので,結果的に完成度は高い。値段が安価なことを考えると結構いい本ではないか。