「開祖」「聖典・経典」「教え」「宗派の違い」「死後の世界・終末観」「信仰生活」について、<BR>どの宗教についても満遍なく説明しています。<BR>常識としておきたいことが要領よくまとまっています。<BR>「豚に真珠」が聖書から出た言葉であるといった、細かい知識が随所にちりばめられ、<BR>本筋とは関係ないところでも大いに勉強になります。<BR>ただ、記述が教科書のようで、これだけ読んでもなぜキリスト教と<BR>イスラム教が争っているのかは、深く理解できません。<BR>これを読んだ後、「ユダヤ・キリスト・イスラム集中講座」井沢元彦を読むとよいでしょう。
コンビニでなにも考えずフラ~っと買った本のわりに<BR>とても有意義な読書になりました。<BR>タイトル通り、常識として知っておきたいことがムダなく、<BR>感情的な入れ込みなしにフラットに書いてあります。<P>自国でメジャーであるはずの仏教の教えもよくわからず、<BR>クリスマスにケーキは食べるがキリストが何を言ったのかも知らず、<BR>イスラム教にいたっては何がなんだかわからない、<BR>よくありがちな日本人(私のような)には必須の書と言っていいかも。<P>特に最近ニュースを見ていて、イスラム教に対する偏見が増幅してるん<BR>じゃないかと心配しつつも、そういう自分も「なんだかよくわからない」<BR>というモヤモヤ感がありました。でもこれを読んで少しすっきり。<BR>宗教ってのは本来平和を願うからこそ広まるもの、という事が理解できました。<BR>無駄な偏見が生み出す無駄な対立も、このような本を読んで<BR>ちょこっと知識を仕入れるだけでかなり回避できるんじゃないか<BR>という気がします。<P>厳密に正確な教えや宗教観を知るにはもっとつっこんだ内容の本が<BR>必要でしょうが、何も知らない人はまずこの本を読めば最低限の<BR>宗教的背景が飲み込めます。<P>宗教心がなくても、宗教を知ることはたぶん必須です。<BR>どうしてこんな大事なことを学校は教えてくれないんでしょう?<BR>教科書にこっそりはさんで配りたいぐらいです。
世界の信仰者人口を基準にして3大宗教といわれている仏教、キリスト教、イスラム教のそれぞれの教祖、教義、関わりなどについて、とても解り易く解説されています。 またキリスト教とユダヤ教の関係や、カトリックとプロテスタントの教義の違い、旧約と新約聖書の概要、イスラム教の教えとイスラム原理主義との関係、仏教内の宗派の違いなど、はっきりと認識できていない関連事柄についても、順序だてて解り易く説明されています。 <BR>もともとの教義に長い年月と異なった人間の解釈が加えられると、必然的に様々な宗派ができあがってしまうということがよく解る本でもあります。<BR>ふと疑問に思ったときにすぐに調べられるよう、いつも自宅の書棚に置いておきたい一冊です。