各精油の香りの説明が、普通っぽくて、個人的にはわかりやすくて良かったです。<BR>アロマの肩書きを持っている人達の場合、ワインのテイスティングみたいに、だからそれって、どんなニオイなの?みたいな抽象的な表現が多いので、なんだか、好感が持てました・・・。<BR>あくまで、精油を使った治療法の本と考えた方がいいと思います。出てくる精油も、けっこう中級者以上のものが多いです。ある程度、精油を持っている人が、この本を見ながら実践するといった感じの本です。<BR>初心者の方には、読み物としてなら良いかなという内容でした。
医師によって平易に書かれている本だけあって、特に精油が体に働くメカニズムや<BR>各症状の記述は大変分かりやすいものでした。<BR>様々な利用法や気になる症状別使用法が書かれていて、その内容は充実していると思います。<BR>初めて手に取るアロマ関連の本としては、正直あまり面白い本であるとは思えませんが、<BR>くすり箱的なクイックレファレンスとして、持っておくのも悪くはないと思います。<P>ただ、内服や濃度が高いブレンドなどちょっと実践しにくい処方や、<BR>「医師に相談してください」との但し書きがある処方があります。<BR>家庭で安心して「自己責任」の範囲内で行える処方のみにして欲しかったと思います。<BR>相談する医師が、必ずしも著者のようにメディカル・アロマテラピーの知識が<BR>豊富だとは限らないのですから・・・色々な意味で内容に多少偏りがあるように思えます。
まず、医者が書いた本であるところから「アロマセラピー=宗教がらみの冥想グッズ」という、僕が当初持っていた偏見を払拭してくれました。<P>あの池田小の殺傷事件後の小学生の心のケアを、アロマセラピーで行うという試みを指導された方だということで、更に興味がわきました。<P>内容は、アロマの効力を科学的に解説した後、レシピや用法等の情報がぎっしりでした。個人的に、ハウスダストが原因の「痰がからむ」症状をなんとかしたかったのですが、1週間ほど本にしたがって実施したところ、完治とは言いませんが症状が軽減されました。<P>男の僕でも買いやすい本だったので、書店で女性向きに書かれた本ばかりで買いにくいと思っている方にはお奨めです。