ティムバートンが好きで買っちゃいました。DVDのジャケットサイズで、短編集です。基本的に白黒で所々色が付けられています。とにかくキャラクターが最高で、読み終わったらフィギアまで揃えてしまいそうな...。ストーリーは独特で大人にしか理解しにくい様な内容。映画とは違ったティムバートンの世界に浸れます。詩集なので、パラパラッと読めちゃいます。日本語のほうにも、最後に英語での文面が載っていますので、自分なりに訳してみても楽しいです。大人の友人へのプレゼントにも。
こんなに屈折していて暗くて憂鬱なのに、読んだあと爽快だというのが素晴らしい。さすがバートン。憂鬱に笑いながら浸れる。彼の映画が好きな人は間違いなく楽しい一冊。イラストは怖くて可愛いし、全てのボーイ&ガールが愛しく思えることだろう。<P>翻訳は大変だったろうと思うけど、やっぱり英語の方がオススメ。意図を汲みきれていない。英語で読んだ方が楽しい。そこが惜しい。良いとこもあるんだけど。
「大人向け絵本」という呼び方が定着していますが、そんな陳腐なカテゴリじゃない、Coolな本です。<P>愛らしく不気味なキャラクターたち、不条理なストーリー。小気味のいいブラック感。本を閉じた後、天才としかいいようのない本の完成度に打ちのめされました。一見殴り書きのような、思いついたままのような内容に思えますが、計算されています。その計算の跡を見つけるのも難しいくらいです。鬼才、という言葉がピッタリです。<P>ティム・バートンファンはもちろん、エドワード・ゴーリーのファンにもきっとたまらない1冊です。日本語訳にちょっと気になる部分があるので、英語版に抵抗がない人は英語版のほうがいいかもしれません。