「そんなにすごいものなのか」と期待して見てしまったせいもあって、読み終わって「なんだ、こんなものか」と思ってしまいました。先入観無しで見れば素直に面白かったのかなと思います。 <P>逆に私が、読み終わって「はーっ。」と感心させられた文章は山内千代文氏のものです。ぼんやり靄のかかった景色が最後にはっきりしていく感じで、読み終わってすっきりしました。(文章そのものは暗い感じですが)。 <P>本として、というより、いろんな人がいろんな形でいろんな世界を表現している「作品集」として楽しむことのできる一品なのではと思います。<BR>著者の方々の、本来の作品では見られない頭の片隅を垣間見ることができたような気になって楽しいかもしれないです。
どうしても絶対読む価値があるかといえば、う~ん…。<BR>まぁ、これだけあらゆる分野で活躍している面々が揃っている<BR>ことに価値があるし、普段とは違った表現を堪能できるので、<BR>執筆者の中で気になる(読んでみたい)人物が多ければ買って<BR>みてはいかがでしょうか。<BR>ちなみに執筆陣はHIROMIX、甲本ヒロト(ザハイロウズ)、<P>山本ムーグ(バッファロードーター)、ワタナベイビー、<BR>小宮山雄飛、西寺郷太(ノーナリーヴス)、曽我部恵一、<BR>小田島等、坂本慎太郎(ゆらゆら帝国)、奈良美智、窪塚洋介、<BR>小林賢太郎(ラーメンズ)、ロバート、などなどでまだ他にも<BR>たくさん載っています。
小林賢太郎だけに☆を付けました。言葉の魔術師と言っても過言ではないでしょう。できれば、一冊まるごと小林賢太郎短編集にしてほしいです。ラーメンズファンにも、そうでない人にも、かなり楽しめる事間違いなしです。皆さんも是非、頭をやわらかくして、トライしてほしいものです。