「自発的な愛と労働」を説く、E・フロムの代表的著作。安直なハウツー本や、無意味なポジティブさを説く本とは一線を画します。フロムの心理学的・宗教的洞察がふんだんに生きている名著。”愛ってなんだか分からない”と言う全ての人にお勧めします。マジで。
あの日野原重明先生のお勧めの書です。<BR>愛とは技術であり、習練が必要であり、生産性を含む。<BR>自己愛と利己愛の違い。利己愛とは本当は自分のことを愛しているように<BR>思えるが、実は誰も愛せないのだという言葉には、驚きました。いろん<BR>な新しい発見があった作品です。<P>他人の可能性をも信ずる力。そうそんな懐の深い人になりたいものです。<BR>これは言葉の宝庫です。何度も読み返し、ラインを引くのも良いと思い<BR>ます。
2回読んだ。また読みたくなると思う。<P>『ふつう恋心を抱けるような相手は、自分自身と交換することが可能な範囲の「商品」に限られる。私は「お買い得品」を探す。・・・このように二人の人間は、自分の交換価値の限界を考慮した上で、市場で手に入る最良の商品を見つけたと思ったときに、恋に落ちる。』<P>この一節、耳が痛かったっす。<P>自分の周りの人に不満とか感じたときにはこの本を読んで「愛とは、相手ではなく、自分自身の問題だ。」と、反省するとしよう。