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| 生命 最初の30億年―地球に刻まれた進化の足跡
(
アンドルー・H. ノール
Andrew H. Knoll
斉藤 隆央
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きっと翻訳もいいんだろうな~、冗長にならない説明、切り替え、あっという間に読み終わるのがもったいないぞ~って感じ、満足したな~。 生命の誕生とその環境への影響が詳述されている。この種の本には、「こうなっている」式の解説をしているものが多いが、本書では常にフィールドで得られたデータに基づいて、生命の誕生と進化のドラマが組み立てられていく。その作業に確かな足場を与えるのは、放射線科学や分子生物学の、実験室における研究成果である。掲載された数々の写真が、著者の語りに彩りをそえている。しかし、本書の最大の魅力は、古生物学への深い思いを伝える著者の並々ならぬ力量だろう。
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