会計士を目指している人は、机の上の勉強ばかりでなく、ちょっと一息入れたい時に読むには肩の凝らない量です。<BR>そうでない人にも、自分の周りを見てみると参考になること一杯。<BR>家計に関するヒントがたくさんあります。
かなり早い段階でこの本のタイトルに惹かれて購入した私。<BR>最初に「この本ではこういうことがわかるようになります」「ただしこういう注意もしてください」とあって、内容はそれ通りに(しかも笑える!)進んでいき、ちゃんとまとめもあるという、ビジネス書はこうあってほしい、というスタイルをとっていることに感動しました。<P>というのも、最近のタイトルが面白い本って、「タイトルと中味があってないじゃん!」「だまされた!」と裏切られた思いになることって多かったんです。<BR>だからこの本を読んだときに、「すごい! これこそ本のアタリマエを守った本だ!」と思いました。<P>予想通りベストセラーになったようで、「やっぱりなあ」と思っていたら、どうやら最近は売れすぎのせいか的外れな批判も増えているようで…。<P>繰り上げ返済の効果の否定なんてどこにもないし。斜め読みで、ちゃんと読んでいない人が増えているのでしょうか?<BR>せっかくの良書なのに残念です。<BR>本の内容にまったく触れないで、ただ意味のない暴言を吐くだけのものもあるようですし。<P>もしかしてライバル業者の妨害かなーとも思うのですが。<BR>まあ、良書かゴミかは、実際にチラッとでも読んでみればすぐにわかることですから、いいんでしょうけど。<P>周りにも「この本を読んで、割り勘の支払い役になるようになった」「節約は万単位で考えるようになった」と実際に行動に移している人が多くて、驚きました。<BR>あんまり、実際の行動に結びつく本って聞いたことないんですよね。<BR>まあ、そういうことが良書の証なんではないでしょうか。
・さおだけ屋はなぜ潰れないのか?<BR>・ベッドタウンに高級フランス料理店の謎<BR>など、身近な疑問から、会計に近づく、雑学的なアプローチとしては、面白い。<BR>雑学として、さおだけ屋について知りたいと思う人が、この本を手に取るというきっかけには、なっていると思う。<P>会計にまったく縁のない人が、会計に興味をもつきっかけにもなるかも。<BR>また、これから会計を勉強する初心者には、超超入門書として、読める本です。<BR>会計の知っている人にとっては、まあ何も考えずに読める読み物です。<BR>ただ、自分の会計の知識は身近なものに生きますよ、というアドバイスとしては生きると思います。