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| グレートジャーニー「原住民」の知恵
(
関野 吉晴
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パタゴニアからタンザニアのラエトリまで、すべて人力で移動した「グレートジャーニー」。この番組を見るのが大好きで、ゴールしたときには嬉しさと同時に旅が終わってしまった寂しさを感じていた。そのグレートジャーニーが文庫本で帰ってきた!迷わず購入。テレビでは関野氏はいつも淡々と語り、飄々としたイメージを感じていたが、この本を読むとなんだか体が熱くなってくる。「われわれの文明って何だろう?」「本当にすごい知恵を持っているのは誰なんだろう?」「ほんとうに『地球に優しい』っていったい何なんだろう。」ということを改めて考えさせられる。あえて「先住民」でなく「原住民」としたことにも氏の願いがよくあらわれていると感じる。
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