▼次の2点が特に優れているので、強く推薦します。<P>1.丁寧な「図」が豊富に掲載されていて、基本書よりも理解しやすい。<P>2.苦手になりがちな「統治」の部分をしっかりとカバー。あまり細部に入らず、大枠を丁寧に教えてくれます。<P>▼ただ、注意する点も<P>1.すべてを読もうとすると、途中でどうしても飽きてしまいます。勉強に必要な分野をあらかじめピックアップして、その後に本書を活用するといいのではないでしょうか。<P> 学部試験・司法試験といった国家試験対策など、みなさんのご購入の参考になればうれしく思います。
国家公務員Ⅰ種の試験を勉強するために、伊藤塾ではないところに通っていましたが、そこで使っていたテキストよりも断然分かりやすい。<P>なぜなら、まず図が多いので直観で理解しやすく、ややこしい理論を飲み込むときの助けとなる。<BR>また、本書からさらに学習をすすめ、詳しい内容を調べる際に、すぐに参考文献が分かるようになっている。わたしの通ったアルファベット3文字の大手予備校のテキストでは、各説がどの本を参考しているかが分かりにくかったのに比べ、こちらはすぐに参考文献に当れるようになっている。勉強が効率よくできる仕組みがよく整っている。<P>また、争点に関しても、国家公務員1種の場合は判例に肯定的なものばかりを勉強したのですが、本書では反論の意見がとても分かりやすくのっており、例えばそれが佐藤幸治氏の意見であれば、すぐにその著書のどの部分を読めばいいのかが分かる。<P>最後に、この本は重要な論点については網羅されており、論証例も豊富で、ポイントが太字になっているので、効率をあげることができ、受験生にとって時間という一番の問題を解決してくれるだろう。
はじめの方の、憲法史は特別必要はない感じがします。憲法史は非常に細かい知識が詰まっているのでザッと読む程度でいいかと思います。人権論は、各自由権の論点が非常にまとまっており、使いやすいと思います。判例も詳しく書かれております。統治編も、論点がキッチリまとまっているので使いやすいと思います。憲法を始めて学ぶ方や大学の予習・復習やもう一度憲法見直すときなどいい復習になります。