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TOEICテスト 文法解法の公式80 パーフェクト攻略 ( 松野 守峰 )

この問題集をやってみて、恥ずかしながら初めてpartⅤとⅥが英文法知識の何を問いているのか初めて判った。おかげで初めてリーディングセクションで時間が余る(!)という自分でも信じられない体験ができた。この本の著者にはお礼をいくら言っても足りない。

 最近出版された新しい本だけあって、TOEICの最新傾向に関する貴重な情報が解説文中にちりばめられています。<P> TOEICで問われる文法・語法事項にそれほど高度なものはなく、大学受験用文法書を読んだことのある人なら知っているはずのことばかりですが、あらかじめ出題パターンを知っておいて高速かつ正確に処理する必要があります。<P> たとえば、パート5やパート6で一問あたり45秒から1分もかけていてはパート7の読解問題で時間不足になるのは当然のことです。パート7で一問あたり1分強の考慮時間を残すためには、この二つのパートを一問あたり約30秒でクリアしなければなりません。そして最近のTOEICのリーディングは長文化しており、90年代の問題集にありがちな心和む易問の並ぶ牧歌的セットではなくなりつつあります。<P> しかし、この種の本でTOEICの出題パターンをあらかじめ知っておけば、一問三十秒以内で解いて、かつミスをコンスタントに3問以内に押さえこみ、セットによってはパーフェクトも取れるというレベルに到達することが可能になります。<P> 本書について注意点を少し挙げておくとすれば、類書をすでにこなしたことのある人には既知の点が多いであろうということと、Part3,4の問題はAlertと呼ばれる解法のポイントが問題の直前に明示されてしまっているので、解説・解答をシートで隠してもすぐに答えがバレてしまい、あまり練習にならない(自分でAlertを塗りつぶせば解決できますが)ということですが、類書をまだ持っていない方には情報が新しいのでおすすめです。受験直前は巻末のAlertのまとめに目を通すだけで復習完了となります。<P> 再版の時には、多少ページ数を増やしてでもPart3,4をPart2と同様のレイアウトにするか、問題部分を別冊形式にすればもっと良い本になるであろうと思われます。

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