あたりまえの、英作文用の受験参考書の一冊として、見過ごされるとしたら、余りにも、もったいない、ずば抜けた内容をもった英作文参考書の逸品です。<BR> <BR> 和文の内容を達意の英語で表現出来るかどうかは、実際に役立つ本物の英語力の観点からも、ますます重要視され、難関校と言われる、それぞれのアカデミズムに誇りを持っている大学が、英作文能力を問うているのは、至極、当然のことと思います。<P> 受験生の方は、この本の第一章だけでもいいですから、お勉強してみてください。この本の解説が、いかに優れていて、その上、ひじょうにわかりやすいか、実感し、納得される筈です。課題の和文を、どのように、わかりやすい英語に言い換えるか、その、コツみたいなものが、驚くほど身についてくる筈です。書かれている英文は、いずれも分かりやすく、お勉強している高校生にも、じゅうぶん書ける英語になっています。しかも、英米人が見ても立派な英語なのです。筆者の余裕ある実力を感じます。なにも、関係代名詞をやたらに使い、難しい単語を使って書いた英文が高級な英文だ、なんてことはないのですから、安心してくださいね。<P> とにかく、素晴らしい本です。一般の方にも、ぜひ、お薦めしたい内容の本です!さすが、良心的な本を出されている桐原書店だけのことはあります。<BR> 著者の大矢 復さん、英文校閲の Steve Sheldonさん、この本によって、すぐれた学生たちが育っていく姿を想像するだけでも楽しいですね!<BR> 文句なしの、☆☆☆☆☆、最高です!!
個人的に「かなりいい」と思った本。<BR>だが、世間の評価はあまり芳しくないようだ。<BR>「入試レベルより難しすぎる」らしいが、<BR>昔の受験生は入試レベルなど端から眼中にないのが当たり前だった。<BR>「学力低下」よりも「意欲低下」「意識低下」のほうが問題だと感じた。
おそらくこの本にかかれている模範答案のような英語を書けるようになる受験生は皆無でしょう。<BR>合格基準を遙かに超えているばかりでなく、大学側が用意した模範答案も超えていると思われます。<BR>実際赤本や代ゼミ・河合塾等で作成した模範答案よりも1歩も2歩も踏み込んだ分析、<BR>ともすると読み込みすぎと思われるような分析がなされています。英訳と言うよりは翻訳に近いです。<BR>英語好きな人は興味をそそられるでしょうし、翻訳家の卵には最適でしょうが、<BR>受験生が手を出すとひどい目に遭います。たとえ最難関大学といえどもここまでは要求していません。<BR>受験生はもっとほかに勉強することがあります。同じ著者の『大矢英作文講義の実況中継』で十分です。