Big Fat Catシリーズの5作目です。<BR>私は1作目、Mustard pieを読んで以来、本シリーズを少しずつ読み進めてきました。この5作目もそれまでのものと変わらずテンポよく、物語の中に自然とひきつけられて、英語である事も忘れて一気に読めてしまいます。でも、それ以上に、今作ではキャラクターの心がまっすぐに伝わってくると思います。<BR>ghostたちの心のあたたかさ。特に真心いっぱいのジョージには本当に心打たれ、ジェレミーのパイ作りへの情熱にも心動かされるものがありました。これからの展開もとっても楽しみですし、他の英語の本をどんどん読んでみたくなります。<BR>巻末の解説が、切取式の別冊形態になったのは、本を切りたくない私にとってはマイナスでしたが、その分コラムの充実や細かいところの工夫が光っています。<BR>中学に入った頃は英語が好きだったのに、高校を出る頃には苦手になっていた、そんな私のような方にオススメしたいです。読みやすさに加え充実の内容で、英語の楽しさ、物語を読む楽しさをもう一度教えてくれる、そんなシリーズです。
どんどん難しくなってきましたが、今までのシリーズを続けて読んだ方なら大丈夫。今回は英語らしい表現に重点をおいて、物語が進みます。<P>物語のあとの解説編もとても役立つ読み物になっています。英語を勉強している人には常識的なことですが、英語がどうにも苦手だった人にはかなりの救いになるはず。登場人物の性格による言葉遣いの違いが面白いですね。早く続きが読みたいです。
私も、一作目からのBFC愛読者です。4作目を読んで、どうしてもすぐ続きが読みたくなって購入、一気に読み上げました。<P>始めの頃の作品よりは、難易度がアップしていると思いますが、ストーリーが面白く展開されているので、難しさが気にならないほど不思議にあっという間に読めます。BFCマジックですね。<P>エドの、今何をするべきかをしっかりと見極めて行動しようとする生きる力が強く感じられると同時に、周りを取り巻く人達とのつながり、会話の中に秘められた思いがとても心を打ちました。ジェレミーの人柄も垣間見ることができるし、パイ職人同士の真剣な思いが伝わってくる、とても素敵なストーリー展開になっていると思います。<P>あと、BFC BOOKS PRESENTSの解説では、英語を習い始めて壁にぶつかっている自分には「目からうろこ」のような有難いアドバイスがやさしく載っていました。おかげで、英語を勉強するのが少し気楽に感じられたような気がします。英語がもっと好きになりました!<P>早くも6作目の登場を楽しみにしています。