今までのような経済的と思われる問題のみならず、教育や国家体制など必ずしも経済的な考え方のみでは、なじまないものも、橘氏のフィルターを通した形で論じた点で、面白かったと思われます。ただし、他の方も書いている通り、従来からのファンの方には重複する部分が多く、今までのような経済的なものに対しての目新しいものはほとんどなかった点は残念でなりません。
この本は、以前日経新聞日曜版で連載されていたものを取りま<BR>とめた内容です。著者は、「マネー・ロンダリング」の小説で有<BR>名です。<P> 私は、「ゴミ投資家シリーズ」から資産運用やライフプランに<BR>興味を持ちました。経済的自由を人生の目標にしようと思ったの<BR>も、この一連の書籍によります。<P> 人生には、さまざまな選択肢があります。橘玲氏の本はその、<BR>オルタナティブを紹介し、「この世界には、こういう選択肢が<BR>ありますよ」と声をかけてくれます。ただし、選ぶのは自分。<BR>何を捨てて、何を手に入れるかを自分で決める。自分のライフスタイ<BR>ルが重要だということを教えてくれます。
期待して読んでしまった分ハズレだった。それは著者が悪いのではなく、おそらく私が悪いのだ。というか、<BR>これまでの著作に目からウロコで、以来考えに考え見詰めなおししてきた結果、ある種の免疫か抵抗が出来て、それで物足りない気持ちになってしまったのかも、知れない。<BR>だからむしろ、初めて読む方に最適かも知れない。