今までみてきた不良とかバイオレンスを扱った小説のなかで一番、経験者が書いたっていうことが伝わってきました<BR>本当に鼻折ったことある人間じゃないとあの音は知らないはず<BR>でも、文学かというと.....<BR>小説版ヤングキングという印象があります<BR>途中のケンカや青臭さ、ヤリマン女とかの描写はすごくいいんだけど話しの大筋がみえない<BR>でも、青春時代を少しでも環境の悪い学校で過ごしたことがある人なら共感せざるおえない作品です
「青春」その言葉に何の興味も持たなかった私<BR>でもこの小説だけは違っていた。<BR>著者の濃密な中3の1年間を読んでいるうちに、ぐいぐいと引き込まれ、あっという間に500ページ一気読み。<BR>ケンカに明け暮れた日々の中での友達や家族との日々が面白く、時には熱く、時には悲しく、私の目の前に浮かんでは消えた。<BR>特にすごかったのは「ラップでGO!」の章に出てくる「悪口バトル」<BR>笑う、笑う、笑う<BR>これはゲッツ板谷にしか出来ない技だと思う。<BR>ここだけでもゼヒ読んで!<BR>このラップは後からも出てくるけど、最後のラップは特にお見事。<BR>音のない文字だけの小説のはずなのに、リズムのある文章で、実際にラップが聞こえてくる気がする。<BR>この小説は続編も出るそうなので、期待大