「旅行人」編集長の蔵前仁一さんの書かれたバックパッカーものの本はお読みでしょうか?それはそれで、体験を通じたエピソードや感じられたことなどが綴ってあり、バックパッカーもんの旅のエピソードとしておもしろいものです。<BR>今回の「世界最低最悪の旅」とは、タイトルをみれば、すんご~~い最低の旅をして金輪際海外旅行なんか行かないぞ!って思われるほどの最悪なたびのエピソードをつらつらと書いているんかな?って思われることでしょうか。<BR>実は、抱腹絶倒の旅のエピソード。百戦錬磨のバックパッカーもんが自らの旅で体験したおもしろいネタを蔵前仁一さんが厳選しまとめ上げたものです。<BR>だから、ネタがひとつの本に集約してて、思わず熱中して一晩で呼んでしまうことでしょう。<BR>もちろん、この本を読んで、旅ってこんなにおもしろいことがあるんだなって、魅惑たっぷりになり、思わずバックパッカーをやっていみょうかってなことになるでしょう。
バックパッカーもメジャーとは言いがたくとも、珍しくはなくなった昨今。<BR>編集長自らおっしゃる、多分日本で唯一の、個人旅行者のための旅行専門雑誌である、<BR>「旅行人」という雑誌(前身は「遊星通信」)。<BR>その読者たちが書き送った、旅先でのドタバタの顛末集。<BR>数年前に刊行された、ボリュームたっぷりの「世界の果てまで行きたいぜ!」と<P>「世界が私を呼んでいた!」を再編集して、改題、加筆した本。<BR>グレゴリ画伯の絵もいっぱい。<BR>列車内の座席で駅員が平気で休憩していた中国、今は改心したのだろうか?<BR>毛穴がつまって呼吸困難になったというK女史、今頃はどうしておられるのやら。<BR>岡崎大五氏の「バツイチになる日」は何度読んでもうならされる。<P>それにしても、バンコクってそんなにオカマさんが多いんだろうか。<BR>(確かめるのもコワイ。)<P>この本で、小説よりも悲惨な、しかしなぜか笑える旅の実態をもっと読みたい!<BR>と思ってしまった方、<BR>上記の「世界の果てまで行きたいぜ!」と「世界が私を呼んでいた!」を<BR>読むことをおすすめします。<BR>もっとディープな世界を堪能できます。<P>まずは入門編、ということで。