自分が日本人だから面白おかしく読めるけど、これ果たして現地の人からみたらどうなんだろう?と思ってしまった。<BR>誰とでも仲良くできるとかフレンドリーとかいっても、結局踏み込んだところになると私とあなたは違うのよ的な、はっきりいったら同等な人間として相手をみてない気がする。向こうはすっかりその気にさせといて、イザとなるとさっさと身を引く。何だか日本の海外での行動と同じで、冷静にみると、何だか恥ずかしい。そしてそういう恥じらいの気持ちさえなく、これみよがしに本にしてしまうこの人の精神は間違いなく「オバハン」だなあと思った。
「ガンジス河でバタフライ」「サハラ砂漠の王子様」につぐ<BR>3作目の文庫だが、今回も期待を裏切らない面白さだった。<P>モロッコとかイスラム圏とか、ほとんどなじみがなかったが<BR>この本を読んで、ただ厳格なだけのイスラムというわけでもなく<BR>イスラム圏の人々のあたたかさがわかったような気がした。<BR>たかのさんの素直さも初めての旅行から全く変わらない。<BR>今回は前作より、さらに色濃く恋愛話が浮き彫りになっている点が<BR>以前と違ってきているところかも知れない。
モロッコ旅行に行く前の参考に手に取りました。とても読みやすい文章で半日かからず読んじゃいました。彼氏の真剣な告白をかなりジコチューな理由で断るあたりは同じ日本人としてモロッコ青年とその温かい家族に対して申し訳なく感じてしまいましたが、読後、イスラムの習慣や考え方についての見方が少し変わったような気がしました。