「社会に出て頑張っている高校の先輩が、後輩の高校生に淡々と語る義理と人情の苦労話」みたいな本です。若い人が読むと、新鮮なんでしょうね。もちろんおじさんも、こういう義理と人情と苦労の話は大好きです。
ハラハラしたり、爆笑したりしました。<BR>文章も面白くて結構読ませる感じがします。<P>特に究極的なまでの行き当たりばったりさが面白いです。<BR>大阪支社長や副社長をほとんど思いつきで決めたり。<BR>思いつきでここまで大きな事をやる人はめったにいません。<P>極端なまでの高い目標と、すぐ目の前の課題。<BR>それを見つめて突き進んできたのでしょう。<P>また、氏の人柄もあるのでしょうけど、<BR>ネットベンチャーの勝ち組として名を馳せている人たちが何人もでてきます。<BR>しかし、争いでなくて助け合ってきたあたりが清々しさ感じさせます。<P>お薦め!
藤田晋社長が書いた「渋谷で働く社長の告白」読んだ。本人しか知らないノンフクションの面白さと、規模は違うが同じIT関連企業の責任者としては共感を覚える部分も多く、一気に読んでしまった。女優の奥菜恵と結婚したり、史上最年少で上場したりと派手な活躍は知ってたが、当然ながら発生する起業に伴う苦労や面白さ、絶望感等がリアリティ溢れる内容で伝わってくる。初期のビジネスモデルの稚拙さとか、アバウトさを情熱とハードワークでなんとか乗り切っていく姿に感銘を受ける。また今ではすっかり有名人となったライブドア(当時はオンザエッジ)の堀江社長や楽天の三木谷社長、GMOの熊谷社長ら、業界のそうそうたるメンバーとの交流も描かれていて、彼らも当時は中小企業で頑張っていたんだなぁと興味深く感じた。弊社も志は高くもって頑張りたい。