およそ謎解き本というのは劇場版完結編が出る前のもので完結編が出てから出版された謎解き本は数えるほどしか出版されていない。にもかかわらず、完結編を見て謎がさらに増えた人も多いと思われる。それまでの結末予想の謎解き本はすべて役に立たなくなった。それまでの謎解き本のストーリーの背景にある宗教や化学の話は、それはそれで楽しめるのだがストーリーの上での矛盾や謎が解決しないと、もやもやしたものが何年経ってもすっきりしないものである。<BR>この本で賞賛すべきは、EVAのコアの秘密。零号機のコアの魂が誰のものか推測することにより、ストーリーの表には出ないネルフのおぞましい秘密まで垣間見ることができ、いまだからこそじゅうぶん楽しめる。<P>この本でもまだわからないところもあり全部解明するには、あと5年、10年はかかるだろう。しかし初めてかなり謎が解けた、すっきりしたと感じる一番の本である。従来の謎解き本とどれぐらい違うか確かめるなら作者のホームページを参考にしたら良いと思う。作者の名前で検索できます。<P>しかし謎はまだ残っていると思うので私としては「碇ユイ」にクローズアップしてぜひ続編を書いて頂きたいと思う。そのためにもぜひ買っておいて損のない本であるとお勧めしておく。
THE END OF EVANGELIONは公開終了するや否や結果として「すこぶる悪い評価」を得。マニアの総スカンを喰ってしまった。という事を知りいささかショックを受けた。挙句の果てに「エヴァンゲリオンは”僕の”命を救ってくれなかった」と言う批判本が巷に出回っているなんて?!そりゃ確かに「碇シンジ」は綾波レイとも結ばれなかった!皆が大手を振ってシンジを笑顔で迎えて大団円にならなかった。エヴァ初号機でゼーレを倒さなかった。そう、かつて熱狂的なエヴァ・ファンが推測した予想を大きく裏切った。しかし、それ以上の「感動」させられるセリフや場面があったではないか?!補完計画を拒否し、シンジが「現実」に戻るときユイに向かって言ったセリフ。その後に続いて冬月コウゾウとユイの対話。母に向かって別れの言葉を言うシンジ…。今のはほんの一部にしか過ぎない。が、THE END OF EVANGELIONは見た人全ての心を補完してくれた。否定をする人は自分が気づいていないだけである。
エヴァンゲリオンは、数ヶ月前に小学生の子供からねだられて、DVDを初めてレンタルして、そのままハマってしまった者です。<BR> 中古の本や、コミックを買いあさり、リニューアルのDVDも現在買っているが、物語を見れば見るほど謎が出てきた。<P> インターネットや中古の本で情報を収集してある程度は、謎が解明してくるが、全て解決するわけではないし、自分が気ずかない謎もある。 そんな謎を、自然なストーリ展開で解釈できるようにこの本は、解読している。また、エヴァの映画が完了した後で、書かれている本なので、それまでの解読本やネット上の解釈について、発生する矛盾や不具合を指摘し、別の考察で検討・解読している。<BR> 購入した私としては、大当たりの本という感じを持っています。?。