日常の生活に密着した場面が登場するので、子供にとって親しみやすく、私達大人でもいろいろな表現があることがわかりますヨ。
意外と知らない言葉の使い方を、絵を見ながら確かめられるのが、<BR>とっても便利です。娘といっしょに見てますが、日本語の表現の<BR>豊かさに、驚きます。読んで意味はある程度わかっているつもり<BR>でも、こういう風に、事例を絵で説明されることは滅多にないので、<BR>大人でも楽しめます。<BR>特に、擬音や、動作の表現は、字面の説明だけではわかりにくいので、<P>“あ、こういうことだったのか!”と驚くことも多いです。<BR>「おもい病気」と「おもいかばん」となにげなく使い分けている<BR>言葉も、絵にして比較してみると、不思議というか、おもしろいというか。<BR>工夫次第で、いろいろ楽しめる本です。
小学5年になった、自閉症児の次男は、絵カードで言葉を 覚えました。しかし、理解言語(聞いてわかることば)が 増えても、表出言語(話せることば)は、障害の特性として、なかなか増えませんでした。 そんな次男に5年前に 与えたのが、この本です。 始めは、ペラペラと本をめくることに没頭していた次男も、そのうちに文字を覚え、<P>少しずつ読める言葉が増えると、一生懸命、本を見ながら、知らない言葉や興味のある言葉を質問するようになりました。 ただ、健常児向けの本のため、自閉症の子だったら、1ページに幾つもの言葉を載せずに、整理して、 大きな絵と文字にしていくのに、と思いました。 この本をベースにして、障害児向けのことばつかいかた<P>絵じてんが作られれば、ありがたい、と期待している私です。