初めてNLPを勉強したい、可能性を知りたいと思う方々にはうってつけの本だと思います。<BR>NLPが実践現場でどんな役立ち方をするのか、どんな応用がきくのか、人の心にどんな変化をもたらすのかが実に詳しくかつわかりやすく書かれています。これを入門書として手にするのは幸運です。NLPをビジネスなどに役立てるための入門書ではないので、そういう方は他の本を手にすると良いでしょう。臨床現場に携わる方々にも役立つ本だと確信します。また自分自身の日常にも大いに利用できるテクニックが紹介されています。
本の性格としてはかなり教科書的です。<BR>といっても、「向こう(アメリカ)のしっかりした教科書」という感じなので、読みやすく、記述等の信頼感はかなり高いです。また、NLP における「愛」の重要性を強調しているのも好感が持てました。<P>本の性格上、これで何か技術が身につくというものではないけれど、NLP の全体像を掴むことができるので、そういうニーズを持っている方には最適な本と言えるでしょう。<P>「まずはやわらかい本から入りたい」という方は、この本の前に『心のウィルス』なんかを先に読んでおくのもいいかもしれません。
良くも悪くも教科書的です。<BR>理論が先にあり、具体例を紹介していくという方法なので、手っ取り早くテクニックがほしい人には向かないでしょう。<BR>逆に言うと、NLPの視点で、脳の仕組み・感情の仕組み・・といった部分から解説してあり、なぜNLPテクニックがそういった方法を使うのか・・・といった根本原理が理解できます。<BR>私にとっては非常に勉強になり、少々トラウマ的になっていた件も自分でうまく片を付けることができました。他人の相談に乗るときも「論理を伴ったテクニック」を知っていることで、余裕をもって相談に対応できるようになっています。<BR>「記憶は嘘をつく」なども読まれるとより理解が深まるかもしれません。