宮嶋茂樹の『不肖・宮嶋 撮ってくるぞと喧しく!』と『不肖・宮嶋の天誅下るべし!──写真に嘘は写らんど!』は同じ内容をもつ本である。<P> 文庫版の『不肖・宮嶋 撮ってくるぞと喧しく!』は、四六判の『不肖・宮嶋の天誅下るべし!──写真に嘘は写らんど!』を改題したものである。文庫化にあたって、文庫版まえがき、あるいは文庫版あとがきなどは付されていない。だから、題名、表紙、版型以外には何も変わっていないと言うことになる。逆に言えば、同じ内容の本でも、題名と表紙を変えてしまえば、外見的には別の本になる(見える)ということである。(文庫化にあたっての改題については、一応、とびらページの裏にその旨記してあることを明記しておく。)<P> ともあれ、だから注意しなければならない。『喧しく』をもっている人は『天誅』を、『天誅』をもっている人は『喧しく』を、買ってはいけないのである。<P>※内容に関しては他のレヴュアーに同意。
いつも宮嶋さんの本を楽しみにしてます。<BR>うんちょす。今はバグダッドにいるみたいですが、<BR>無事に帰ってきて欲しいです。
不肖・宮嶋氏の著書はどれも興味深いものであるが、この「撮ってくるぞと喧しく! 」も十分に楽しむことの出来るものだ。編集長からの無理な要求にプロとして応える様はカメラマンでなくても「プロフェッショナル」のなんたるかを感じ取ることができるだろう。内容は比較的軽いものなので一気に力まずに読める。