考えてみれば、彼が『ああ、堂々の自衛隊』でカンボジアPKOの自衛隊員を取材してから12年がたつ。当時はCanon T90をメインに、ミノルタ CLEをサブに使い、原稿や写真のやり取りは郵便を使っていたバッタカメラマンだったが、いまやCanon 1D Mark IIを主力にインマル担いでパソコン経由で写真を電送し、生中継で立ちレポまでするようになっている。<P> そして、この本に収められている写真で一番感じたのは、自衛隊員のカッコがアカ抜けてきたということだろうか。迫撃砲かなんかが打ち込まれて、駐屯地内のコンテナに保護されることになった時、決して外には出るな、と伝えに来た自衛隊員のフリッツタイプのヘルメット、ミラータイプのサングラス、迷彩柄のマフラー型のマスクといういでたちはシブイ。アタマに白いタオルを巻いたみたいなカンボジアPKOの時の土方スタイルとは確実に違っている。カンボジアPKOの時の志願者は、まさか自分が海外展開するとは思ってもみなかった時に入隊したのだろうが、いまや、自衛隊員の志望動機のNo.1は国際貢献だという。そんな時代が一枚の写真、そして宮嶋の文章からも読み取れる。もっとも日本兵ということは「腰から吊した蚊取り線香」で十分、認識できるらしいがw。
(;´Д`)ハァハァ 白陵中学、白陵高校を卒業しながら・・・<BR>何故か日大芸術学部写真学科に進んだ変り種(中島らもみたいだ(笑))・・・宮嶋さんの新刊です・・・・?!<P>早速読ませていただいだので、レビューを書きます・・・?!<P>笑いのポイントは押さえてあるが、橋田信介、小川功太郎 襲撃事件の章などは涙が禁じえません・・・・。<BR>何という義理堅さ・・・そして人情であるかと・・・<BR>宮嶋さんの精神性に感嘆をあげます。<P>白陵卒の頭脳とエリートの道を捨ててまで・・・写真へ情熱をかけた<BR>彼の究極の著書が・・・こいつである!!<BR>今まで宮嶋作品を読んできたが・・・この本はベストである!!
宮嶋氏の写真は、Webサイトのものしか今まで見たことがありませんでした。写真一つ一つのコメントが『歯に衣着せぬ』ものでしたので、著作になったものを読もうと手に取ったのが本書でした。<P>実はほかにもサマワへの自衛隊派遣ものの本を読んだのですが、おもしろさでは本書が一番でした。なによりも文章ににじみ出る『宮嶋節』が、そこら辺のB級小説よりも抜群に面白かったです。<P>宮嶋氏の意見に全部賛成できるわけではありませんが、体当たりのコメントにはすがすがしいものを感じました。