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| ギタリスト養成講座 初級編
(
津本 幸司
)
本を読むと意外にあっさりした内容に驚くが、その1つひとつの質は濃い。<BR>合理的に学習することを目的としているため、散漫とした練習をしている人には格好の教材だ。
中級者向け(ギターでプロを目指すなら初心者にも)練習用CDにバッキングが付いておらず、メトロノームを2、4拍に鳴らすといったバークリー音大方式を採用している。リット―路線のバッキングに合わせて練習することはとっつき易く、練習フレーズもより覚え易くなります。メトロノーム方式ならそのような効用は薄い代わりに、2,4拍で鳴らすことにより常にリズムを意識しながら練習が出来るので本質的なリズム感を養うにはいいのかもしれません。<P>練習フレーズは基礎という言葉がぴったり合うものばかりです。メカニカル、規則的なフレーズが多くを占め、さらにはキー㡊??移調して練習まであります。この色気の無いフレーズを続けるにはかなり根気の要る作業ですが、続ければどのポジションでもどのキーでも弾けるようになるでしょう。(僕は……。)<P>基礎フレーズの後には色気フレーズも幾つかありますが、なぜかCDには収録されていない事が多くので注意してください。この色気フレーズは、余りに無味乾燥な基礎とのコントラストからか、どのような構造になっているのだろうと考える探究心を養える副作用があります(個人的に感じました)。<P>この本で必要な20ページ程の楽典のようなものもあり、僕は助かりました。<P>【まとめ】<BR>「養成講座」は常套句のみならず普遍的な実力を養い、自分でフレーズを作れるようになるための本です。<P>初心者の方には<BR>練習帳 → 養成講座 へ進む事を薦めます。<P>それだけ内容は根気が要りヘビーですが、実力を養いたい方にお薦めします。
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