今となっては死語になっているプログレッシブ・ロックのガイド本。<BR>まさに日本でしか成り立たない企画の本で、しかもメロトロンマーク付き!<BR>ここまでおバカな点にまでこだわった本はほかにないでしょう。<BR>よってこのジャンル好きな人にはたまらない内容になっております。<BR>私も買って読んで感涙にむせびました。<BR>しかし、筆者のこだわりもあるでしょうが、やはりクリムゾンはこちらに<BR>書いて欲しかったというのが正直なところ。<BR>夜、酒飲むときには絶対横においてニタニタしながら読むべき本です。<BR>(但し最初に言ったとおり、このジャンルの好き者に限るが)
後に出版される「青本」に先立つ本です。<BR>プログレ大御所のイエス・ELP・ピンクフロイド・ジェネシスらの<BR>掲載を中心に、カンタベリーでは重鎮のキャラバンの紹介などがされています。この本のいいところは、書き手を二人だけで行ったことです。メジャー路線担当の松崎氏に、マイナー路線担当の深民氏とで行われており、「いい」、「悪いものでも自分はいいと思っている」とレビューがはっきり書かれているのでCD購入の際にかなり役に立ちます。<BR>ただ、欲を言えば、前編カラーがよかったです。ですが80%はカラーのジャケットを鑑賞も出来るガイド本に仕上がってます。
THE DIGプレゼンツ:ディスクガイドシリーズ17弾・・・15弾のアメリカンロックも凄まじいものでしたが(笑)、この「プログレッシヴ(メインストリーム)」も凄いです。(16弾はテクノポップなんですね、怒涛の出版です!)本書は”メインストリーム”がサブタイトルになっている通り、メジャーなバンド・ミュージシャンで構成されています・・・アルファベット順らしく最初がバークレイジェームスハーヴェストというのも、この本らしいところ!!メジャーといいつつキングクリムゾン・ヴァンダーグラフジェネレーターを外しているのがポイント・・・なんとこの後”アウトスタンディングエディション”という続編が出るそうです、楽しみ!!深民 淳氏・松崎 正秀氏の労をねぎらいます!!約500枚にわたるレコードジャケットを眺めるだけで、もう至福の一時・・・おいしいお酒が飲めます。ちょっと笑ってしまったのが「メロトロンマーク」の存在・・・メロトロンを堪能(使用ではない)出来るアルバムについています、笑。個人的にエディジョブソン「ZINC」がカラーで掲載されていたのが、変に嬉しかったなあ・・・めったに取り上げられないし、白黒の場合がほとんどで。手元に是非置いておきたい一冊・・・同シリーズ「ブリティッシュハードロック」もお勧めです!!