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| ロックジェット VOL.19 (19)
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目下のところ最新のクイーン評論集。キーワードとして「ライブエイドとクイーン」「ポール・ロジャーズとの活動再開」の2点を明確にして構成されており、内容も充実している。<P>前者については3本の評論により、いかにあの世紀のイベントで彼らが突出して素晴らしかったか、そして彼らのエンターテイメント性が逆に政治性を凌駕し痛快だったかを教えてくれる。<P>後者は、クイーン・ファンに対してのインタビュー(BOWOWの山本恭司さんや菊池英昭さんらミュージシャンのものが秀逸)により、ミュージシャンからみた彼らの独自性・個性を浮き上がらせて、そこに共通質問として今回の再結成を問いかけていく。またフリー自体の特集記事もあり、多面的にクイーンとロジャースの位置関係を理解できる仕組みになっている。<P>クイーンとロジャースのジョイントについては様々な反応があるが、個人的には全面的賛成ではないものの、まずは状況を静観したい、というところ。<P>また、上記とは別に、フレディのパーソナルアシスタントでったピーター・フリーストーン氏に、主に生前の彼のエピソードを聞きだすインタビューも素晴らしい。ソロ第2作「バルセロナ」の中の「How Can I Go On」でフレディがカウンターパートで語りを入れた時に、あまりの感動で共演者モンセラ・カヴァリエが泣いてしまった、というエピソードは、明るく楽しい中にどこか孤高感をもったフレディらしさを感じて、読むものを泣かせる。
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