カシミールのすばらしさは他の人に任せて、CDーROMの地図データの情報です。5万分の1の情報は愛知以西の西日本を収録していることになっていますが、実際は愛知・岐阜は入門編に収録されている地域と入り組んでいて、両方買わないとおもしろくないです。入門編に載せている収録地域の方が正確です。<P> 本の内容はGPSとカシミールの楽しい使い方が満載されていて、文句なしです。<BR>
杉本さんのカシミール3D入門編に続きこのGPS応用編を購入しました。今は、カシミール3Dで週末登る山の登山道や絶景ポイントの確認、カシミール3Dで作成したウェイポイントをGPSに転送。<P>いざGPSを片手に山に。登山終了後は、GPSに記録した軌跡をカシミールで地図上に描き出し自分の登った道を確認する。記録としても大変役にたちます。山登りの楽しみがまたひとつ増えました。
登山用品店でもハンディGPSが売られるようになりました。しかし、ハンディGPSはカーナビと違ってスイッチを入れればすぐに使えるわけではありません。活用するためには、1/2.5万や1/5万の地形図から緯度経度を割り出して入力するなどの作業が必要でした。この著者の前作「カシミール3D入門―山と風景を楽しむ地図ナビゲータ」でもハンディGPSとの連動が書かれていて便利だったのですが本書はズバリ、ハンディGPSのために書かれているので非常にわかりやすい。<P> ハンディGPSの機種別の特徴とか使うときのちょっとした注意(どのように持ったら一番感度が良いかなど)は著者自身が登山で活用しているからこそ書ける実践的なもの。機器に頼って読図をおろそかにしてはいけないのですが、活用できるものは活用するという積極性もまた必要でしょう。その意味で、この本は登山者にお勧めの1冊です。ただ惜しいのはCDに収録されているサンプルの1/5万地形図が沖縄から西日本までということ(1/20万図は日本全体が入っていてこれだけでも、それなりに使えます)。前作に入っている関東と甲信越をプラスすれば良いのですがこちらも入れて欲しかった。それを差し引いても絶対にお勧めの1冊です。