本書の内容は実に簡単なことを実践するだけでよい。だからシンプルなのである。思わずなるほど。そうなのだと感じるものである。<BR> しかしながら、人の欲が顔を出すとき、その実践が難しくなる。前石川県知事・中西陽一氏はいった、10年前の生活していれば、今お金に困ることはない。<BR> まさに本書と同じく、その人の志の高さが財産を残せるかどうかの決め手ではなかろうか?
書いてあることは、言われてみれば当然のこと。でも、だからこそ痛い所を突いてくる。<BR>言われてみれば、多くのお金持ちがここに書かれていることを実践している。<P>この本の著者、本多静六さんは、たとい全ての財産を失っても、またお金持ちになるだろう。<P>この本に書いてあることを実践すれば誰でも財産は築けるし、誰でも実践できることしか書かれていない。<BR>これほどの本は、日本では、本多さんの後お目にかかっていない。
本書は「財産告白」と「体験社会学」の2篇で構成されているが、どこから読み始めても全く支障がない。<P>特に「財産告白」は一読の価値がある。内容は給与の1/4貯蓄など目新しいといった感じはないものの、氏のもつお金に対する哲学は学ぶべき点が多い。<P>内容が素晴らしいため、読者層はかなり広いのだろう。