本田健氏、岡本吏郎氏などが絶版だけどといいつつ、<BR>薦めていた本田静六氏の3部作が<BR>復刊されました。<P>東大教授でありながら、莫大な財産を築いた氏の「計画」について書かれています。<P>私が特に共感したところは、<BR>人生を4期に分けてそれぞれの期で、何をなすべきかを明確にしていくという考え方です。<BR> <BR>一期=教練期20歳まで<BR>人間らしく働くための準備<BR> <BR>二期=勤労期65歳まで<BR>専門の職務を通じて、学問のため国家社会のために働き抜くこと<P>三期=奉仕期85歳まで<BR>お礼奉公に勤める<P>四期=楽浪期120歳以上<BR>晴耕雨読の晩年を楽しむ。<P>過去には戻れませんが、今後をどう生きていくかの計画を立てる参考になりました。<BR>良い本に出会えました。
この本は一番最後に読むべき本です。<BR>書いてあることは抽象的なので、『財産告白』『生活流儀』で具体的なことを知ってから読むと、ずっしりと来ます。
当たり前のことではあるが、人生には計画が必要である。これほど豊かで高度な文明の中にいる私たちでさえ、究極的にはその日ぐらしをしていることは素朴な疑問である。この本には2度と繰り返すことがない人生をきちんと生きていくための処世訓+お金に困らないためのヒントが記載されている。あとがきの”幸せな人ほどゆっくりと資産を築いていく”という言葉も心にしみる。