青と赤を比較すると、青は例題が簡単すぎで章末がいきなりなかなかのレベルになる。しかし赤はバランスよく例題が配置してある。難関大志望者は赤のほうがいいと思う。
北海道の私立高校で数学を担当しているものです。<P>○旧課程赤(チャート)と新課程赤の比較<BR> 旧課程の赤チャートよりも版が大きくなって登場。その分、字が大きくなり見やすくなった。ただ、旧来の中身の見づらさは解消されておらず、例題に対しての答案という位置づけが無駄な行を省こうという考え方のもと、作成されているので行間を補える受験生でないと活用が難しい。逆をいえば、行間を補えれば、思考力も含めて力がつく良い参考書と言えるかもしれない。<P>○旧課程青と新課程青の比較<BR> 「旧課程青で東大に行ける」という本が受験業界に衝撃を与えたが、新課程青は、カリキュラムの易化で上まで目指せなくなった。すると、新課程赤に期待がかかるが、新課程赤も難易度が落とされてしまった。例題の問題の難易度は、旧課程の青とほぼ同程度。<P>○新課程赤と新課程青の比較<BR> 新課程青の方が同じ版で文字が小さく、同じ紙面でも与えられる情報が多いので解説が丁寧。解答に対して、右側に補足が出ており、解答の行間を補ってくれる設定が助かる。それに対して赤チャートにはそれがなく、今や参考書で定番になった右側の補足がないのには不満を感じる受験生が多いと思う。赤チャートも参考書業界の流れに沿ってデザインを一新して、本質がわかる部分と1つ1つの例題の部分の役割が明確にわかる紙面にするのが望ましいと考える。読めばその違いはわかるが、ひと工夫してほしかったと思う。
わかりやすく丁寧な解説で基礎から応用までさまざまな問題に対応。<BR>これのシリーズ(赤チャート)を完璧にしておけば大学受験に役立つこと間違いないでしょう。<BR>私の担任(数学)なんかはこれを完璧にやり東京理科大に合格したそう。